通関士試験受験申込をNACCSで
今日は通関士試験の受験申込み開始の日です。ということで、昨年からやり始めたNACCSでの受験申請を順序を追って解説してみたいと思います。
まず、通関士試験受験願書(税関様式B第1270号)を作成します。こちらは汎用申請手続一覧から、https://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/data/code/hanyo/hanyo_gyomu_all.html 通関業監督官関係のT04 通関士試験受験申込のところにリンクしてある【T04_B1270】のExcelファイルを開けて必要事項を入力します。
私が今日作成しましたのは下記となりますので、参考にしてください。
次に、NACCSを使用して汎用申請を行います。業務コードは、【HYS 汎用申請】です。 NACCSの画面の左側に業務コード入力するところがありますので、そこから入ってください。
OKボタンを押すと、画面が切り替わります。
ここに入力していくわけですが、私は今年大阪で受験しますので、申請先税関官署は大阪税関本関となります。
申請先税関官署*欄には、大阪税関本関の記号【4A】を入力します。記号を調べる場合には、こちらhttps://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/system/code/hanyo/ から入って、申請先部門一覧で確認してください。官署コードと部門コードが一覧で表示されております。官署コードが汎用申請では申請先税関官署*に入れる記号となります。尚、通関士試験受験申込においては、申請先部門の欄はブランク(入力しないこと)とされております。
つづいて、申請手続種別*の欄には、【T04】を入力します。ティー・ゼロ・ヨンです。そして、申請者電話番号に連絡のつく電話番号を入力し、社内整理番号の欄はブランク、記事の欄にこういうふうに入力しましたので参考にしてください。
ここまで入力が終わりましたら【送信】といきたいところですが、大事な受験願書を忘れております。
【添付ファイルの追加】で、受験願書(T04_B1270のExcelファイル)を必ず添付することを忘れず、【送信】をしてください。
はい。これで送信し、NACCSのメイン画面の【即時電文取り出し】を押すと次の書類を受信します。
【汎用申請控情報】です。こちらは無事申請先の大阪税関へ受験願書が送られたことを意味する書類となります。
さて、受験願書は正式に送られたことになりましたが、大切なことを忘れております。
受験手数料です。NACCSで申請する場合は、書面で申請する場合より100円お得な【2,900円】となっております。この受験手数料もNACCSで申請することとなります。
それでは、NACCSのメイン画面に戻り、業務コードに【RPC】 と入力してください。画面が切り替わり、【RPC 汎用申請手数料納付申請】の画面となります。
もうすでに入力済みの画像を貼りましたが、先ほど受信した【汎用申請控情報】の一番上に、汎用申請受理番号がありますので、それをそのまま【RPC 汎用申請手数料納付申請】の汎用申請受理番号*の欄に入力し、手数料金額の欄には【2,900】を入力します。その他の欄はブランクでOKです。この状態で送信すると、次の書類を受信します。このときも【即時電文取り出し】を押してください。
はい、これでひとまず休憩となります。このあと、申請した税関官署の通関業監督官の方が、【汎用申請控情報】と先ほど申請した【汎用申請手数料納付申請控情報】を審査することとなります。もし、何か不備がある場合には、申請した税関官署の通関業監督官の方から連絡がくるでしょう。私の場合には、不備ではありませんが、電話で連絡がきました。内容は、「住所が群馬県で、受験が大阪でお間違いないですか?」と聞かれました。過去に北海道受験のときも同じ連絡がきましたね。私のようなケースは本当に稀なケースと思われます。
私の場合は、その連絡がきたあと30分以内くらいでしょうか?また、【即時電文取り出し】を行い、次の書類を受信しました。
【納付番号通知情報(手数料)】です。こちらがきたということは、受験願書に不備がなく、手数料の申請の金額もOKだということです。このあと、この 【納付番号通知情報(手数料)】の情報を元に、電子納付します。
私の場合は、地方銀行のインターネットバンキングのペイジーから入って【納付番号通知情報(手数料)】の
①収納機関番号
②納付番号(手数料)
③確認番号
以上3点を入力し、ペイジー納付をしました。
そして、ペイジー納付を終了し、【即時電文取り出し】を押すと、下記の書類を受信いたします。
【受理確認情報】です。これで正式に手数料の納付もしたということで、受験願書が受理されました。
はい、これですべて終了!お疲れ様です。と言いたいところですが、実はこれで終了ではありません。このあとに顔写真を貼った受験票(A片とB片)を郵送で送る必要があります。それが、申請した税関に到着して記載してある内容が問題なければ、写真を貼り付けたほうじゃないほう(A片)が自宅又は記載した送り先へ返送されてきます。(62円の切手を必ず貼ることを忘れないでください。)
返送されたものが受験票でありますから、正式に通関士試験を受験することができます。(受験票を忘れなければ笑)
ちょっと余談ですが、私は受験票を忘れるほど肝がすわっておりませんが、以前北海道受験と時だったと思います。受付の方が「受験票をお忘れの方はいらっしゃいますか?」と言っておりました。ずーっとそのやり取りを観察していた訳ではありませんが、一人申し訳なさそうに半べそをかいて受付に歩み寄っていった方が、いろいろな書類やらを受付の方に見せておりました。もしかしたら・・・とも思います。他の受験会場がすべてそういう応対をするかわかりませんので、受験票は必ず忘れずに注意してください。
あと、もう一つ!私は全国いろいろな受験会場をお邪魔しておるのですが、今年受験する大阪の受験票(A片)の【受験心得】の4.には、【耳栓の使用禁止】が書かれておりました。私の記憶する限りでは、【耳栓の使用禁止】が明文化された受験票を見るのは初めてでございます。これも受験会場によって違うのか、または受験する年によって違うのか気になります。あとで他の受験会場を受験する方で暇な人はtwiiter @AQUANETS1 でしらせてください。よろしくお願いします。